時間をかけて知る・感じる陰ヨガの効果

陰ヨガでは1つのポーズを5分程キープして、その間に起こる身体の感覚の変化や心の状態を観察します。

ポーズにはそれぞれその日のテーマに合ったターゲットがあり、例えばお尻をターゲットにした場合は、お尻に効くようにポーズの形を調整します。身体の状態によっては違うポーズを提案することもありますが、いずれにせよターゲットを意識してポーズを選択するので、みんなが少しずつ違う形になっていることがよくあります。

ストレッチのように伸びる気持ちよさを感じたり、身体が緩まることで深いリラックス感を感じたり。時にはあまりの気持ちよさに眠ってしまう方もいらっしゃいます。

そして陰ヨガを継続していくと、より深く自分を観察する「内観視力」が高まってくるので、思考の癖や心の奥底に隠れていた感情に気づくこともありますし、身体の深層部から熱くなったり骨の周りの微細な感覚を感じだしたりするのも大きな効果の一つです。

そんな時、もっと伸ばしたい・もっと感じたいと欲が出ることもあれば、少し時間を置いてから出てくる筋肉痛のような怠さや痛みに不安になることもありますが、実践を重ねていくうちにその状態も落ち着いて観察できるようになるので、「静かに待つ」のも練習ですね。

ただ、動きが少ないヨガとはいえ、油断は禁物です。嫌な痛みや違和感を感じる場合は、迷わずポーズを軽減したりポーズから抜ける選択をしましょう。

 

今日のクラスでは、終わって開口一番、「スッキリしました!初めてじわっとくる気持ちよさが分かった気がします」というお声をいただきました。

毎週、サロンでの静かな時間を大切に感じて下さっているご様子ですが、これから益々身体の変化も楽しみになってきましたね。いつもお越しいただきありがとうございます。